とけていく
水宮うみ
いつか、きっと忘れていく。
雨雲がときどき、力をかしてくれたこと。
窓の向こうに広がる夕焼けが、美しかったこと。
きみがぼくの心を、やわらかい色に染めてくれたこと。
思い出さなくなっていって、ぼくの笑顔の一部になる。
自由詩
とけていく
Copyright
水宮うみ
2019-04-28 16:54:52