はるな


どこかが開いている
この部屋には
窓がないのに

寝息が 夜をみたし
空の端をそめていく
昏さは
甘えようとすると裏返る

すきだとおもった指あとも
いまいましく沈んで

どこから息を吐けばいいだろう
この部屋には
窓もないのに



自由詩Copyright はるな 2019-04-08 00:40:22
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