殺し屋の手口
花形新次

自称詩人は
死ぬまで自称詩人でいて欲しい
クソの役にも立たない内向きの感情が
自称詩人を止めることで
外向きに変わった場合
下手をすると
屋上からベランダに降りて
ガラス窓を焼き切って
侵入して
刃物で同僚を刺し殺したりしかねないからだ
(殺し屋の手口じゃねえか!)
それなら
今のように
生きながらにして死んでいる
自称詩人の方がまだましだ

いや・・・、そうでもないな


自由詩 殺し屋の手口 Copyright 花形新次 2019-04-01 21:06:29
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