黄昏遊戯Ⅴ
未有花
遠い空に憧れていたあの頃に戻れるような気がする日暮れ
春風に誘われ辿る夕暮れはいつか来た道やさしい
既視感
(
デジャヴ
)
涙拭いてまた歩き出す夕焼けに僕は平気とうそぶいてみる
ざわざわと耳をくすぐる遠い音ものがたりのような夕暮れに
夕闇の風に紛れて辿り着こうここではないどこかの場所へ
あまやかな感傷を胸に誰も皆旅人になる黄昏の
刻
(
とき
)
短歌
黄昏遊戯Ⅴ
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未有花
2019-03-30 08:55:53
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