寝れない自分
ナガシー


   箱の中に映し出された知らない番組

   自分は見たいわけではないが
  
   この時間帯はこんな番組しかない

   無表情の自分とは対照的に箱の中の人は 

      笑顔  笑い声  

   箱の中は眩いぐらいの光に満ちた世界

   こことは正反対


   何も考えないでみている

   ただの電気の無駄使い

   リモコンの番号を順に押して行く

   他は音波調整中

   変な音が鳴り続き 

   その音は耳に残る

   電源のボタンを押しても

   僕の耳になり続ける

   僕は屋上に上がり太陽に挨拶をした





   おはよう。 


    


自由詩 寝れない自分 Copyright ナガシー 2005-03-30 11:07:06
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