春の朝 と夜
オイタル

片したほうきの先っぽに
揺れているのは朝の風
ゆるく風巻くその先の
窓の向こうに春の庭

悔いをまたいで夜もすがら
酔いの詐病をいかさまに
窓を流れるオルガンの
消え行く先に薄明かり



自由詩 春の朝 と夜 Copyright オイタル 2019-03-23 11:06:40
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