みつまたカノン
るるりら
A
光とパッションで
あい わず ぼおおん
おもわず ぼんぼぼん
三叉路のような枝先に
咲いているのは紙様の花
花の名は みつまたで
なぜだか知らぬが いにしえの人は紙を梳いた
枝が三つに分かれているから みつまた
紙に神がやどりますようにと 咲いている
B
はる一番の すっぱだかさで
あい わず ぼおおん
おもわず ぽんぽん
ボールのように咲いてます
三つの枝の先で みつまた咲いてます
春は三叉路分かれ道 思考は みつあみ
なぜだか知らぬが いにしえの人は紙に書いた
現在を過去を未来で書いて 花笑う
わかれても また別の形で会いましよう
C
仄見える あなたのビジョンに
たまゆら ゆれて 風光る
雲足の速さのままに髪を梳かし
結んでは開いて手を打って また開き
ひろがっていく こころ映えは 春霞
もう悩むのはやめ歌い始めました
AからBへの歌を歌い BはCの歌を聴いています
CかAと重なってきたらカノンです ほら耳を澄ましてみて
はるが おんがくのように ながれている