walk・on 7 前へ前へ
ひだかたけし
宙空に
吊るされ
巨大な空虚が
肉身を引き裂こうと
している
足場は奪われ崩れ
奈落の底を眼前にし
私はそれでも
前へ前へと
自らに言う
不安と恐怖に
貫かれながら
もう駄目ならその時は潔く
この底無し宇宙に身を任せる他ない
と、
覚悟し意志して
混沌の道を
歩む
繰り返し繰り返し
前へ、前へ
自らの魂を信じ
自由詩
walk・on 7 前へ前へ
Copyright
ひだかたけし
2019-03-07 16:59:47
縦