泉に映る星
まみ
蝶々は飛び回ります
匂いに引き寄せられて
花は待っています
蜜と共に花粉が運ばれるのを
蝶の性なのか
花の魅力なのか
色艶はどの生物にもあるもので
命を引き継ぎます
自然は魅力的な神秘的なものです
蝶は浮気性なのでしょうか
花は淫乱なのでしょうか
人は心と体を持ちます
それは星の中で間違った存在なのでしょうか
子供であっても
見栄や嘘の花園で育ちます
性を受け止められる強さは
誰しも同じではなく
愛と憎しみを切り離し
優しさと希望を手にするには
心にある俗なるものを嫌わずに
自分の姿を思いもしなかった
泉で見つける事なのかも知れません
命は手の届かぬ星の中に生まれて
浮かんでは消えてゆきます
宇宙の星々は愛おしく巡り
近づいては遠退きます
繁栄と死を繰り返しながら