冬の銀河
秋葉竹
冬の爪
なにで鋭く研いでいる
刺す眼が心の形を冷やして
心臓を
明日待つ孤独と名付けたら
銀河の海で泳ぐ星たち
いうなれば
さくや流れた血の味すすり
この花咲く頃、ピカロになろうか?
闇を知り
正義のかよわい嘘を知る
怯えないでね、正しくありたい
おとこ泣く。
おんなに蛇をけしかけられて。
あたしが奪って、けがした純真。
よくあるの
あなたが泣くからこころ濡れ
拗ねても、可愛く、乾く暇なく
忘れない
涙と呼ばれて降った雨
ずぶ濡れになり、冷え切る春雷
泣いている
忘れられないはちゃめちゃを
つづけられない夢みる乙女は
そんな道
凍える、運命、でも負けず、
林檎をかじって、雪降る夕闇