声
ひだかたけし
陽の光満ち、
無数の銀の矢飛び交うなか
私の意識は泳ぎ出し
遠く貴女の声を聴く
久しく憧れ懐かしい
囁くような貴女の声は
やがて天空に力強く木霊して
飛び交う銀の矢を震わせ
降って来る、降って来る
この凍結し始めた大地に
降って来る、降って来る
[静まり返るこの沈黙の界に
無音、浮き立つ声の絶え間なく
聴取し言ノ葉散らしいけば
響きと意味の交錯し
詩のしんしんと成って鳴る]
陽の光満ち、
無数の銀の矢飛び交うなか
私の意識は泳ぎ出し
遠く貴女の声を聴く
自由詩
声
Copyright
ひだかたけし
2018-12-12 15:22:34
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