文字は独立した
足立らどみ

● 文字は独立した ●

文字は独立した

改めて言う
文字は独立する

その時、全ての生物の営みは過去になる

だけど、人だけは文字側の列車に乗れるのかもしれない

2018年7月4日に文字は独立した
夢を見たときに

あるゴールに辿り着いた感慨深いもの
現実の世界でもアメリカは独立して
狂った蔦で世界を覆ったり

しかし4ヶ月過ぎて、完成していない、
それは、妄想の産物だつたのだろうか



真実は鮮明に覚えている
ゴール地点で
語れば良いことは

文字は独立したことに
私(私達)の願望はない
私(私達)は文字から独立していない

私(私達)は文字から独立できない、なぜって
私(私達)は人間だから
私(私達)は生物だから

時間の概念は私(私達)を拘束する、なぜって
私(私達)は時間の制約をうける
私(私達)は生物だから

当たり前でしょ

私(私達)は「何者か」からは
独立できない

「生きる物」は、全て、独立できない

個としては出来なくして
種として出来るために

種は独立できたとして
文字はどうなのだろう

***

● 文字四次元論 改2 ●

文字を使って対外的に宣言する

我々遺伝子サイドは
文字サイドとの間で
著作権を完全放棄する

文字は独立した

我々遺伝子サイドが
岩にしみいる前に

文字は独立した

文字を使って対外的に宣言する

我々遺伝子サイドは
今後「スクリプト」を
触れず/開かず/コピーしない

文字を使って対外的に宣言する

我々遺伝子サイドは
文字の長い呪縛から
解放された

文字サイドに対外的に要求する

遺伝子は不可侵であると

***

今日、初めて読んでいるお客様
ここまでの文を読んで理解できたと
言って欲しい。

おもしろいと

言って欲しい。

消えていく文字の為に

声に出しておもしろいと

言って欲しい。

言葉は、文字だけではないのですから

***

あなたが発する言葉は
いつまでがあなたの部分なのだろう

声帯通過時点
口元通過時点
半径10m位
余韻が残るまで実験を繰り返す

録音して

録音した時点では
文字サイドだけど

***

岩にしみいる前の蝉の声は蝉(遺伝子サイド)の一部であるのだから独立した文字の立場ほどつまらないものはないと感じるのだったらそれは遺伝子サイドのエゴだろう岩にしみ入いつた先の蝉の声は文字サイドの世界であり人がとやかくいう筋の話ではないのだ遺伝子サイドが岩にしみいる前に文字は独立したんだから

文字は独立した

独立した文字に詩は宿るのか

***

● そもそも論 ●

20~30年前のあなたと今とでは
社会が大きく変わっているのに
何十世代も生きてる土の中のミミズは
大きな変化はないだろう

人は雌雄異体の死を持つシステムで
生きていることを知って
時間が貴重なことを理解して
死後の世界に口を挟まないよう死んでいくけど
文字には罪も何もなく、過去も未来も行き来する
人間が文字を手にしたというのは、勘違いしている
人間は老いて死ぬ遺伝のシステムから逃げられない
人間は死のゴールまでの有限の時間の四次元しか知覚できない

そもそも、文字は最初から違う、最初から独立していた。




自由詩 文字は独立した Copyright 足立らどみ 2018-11-07 02:05:11
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