扉
ミナト 螢
スポットライトに
目が疲れると
瞬きの回数が
増えていく
それを誰かが
ウインクと間違え
夜のギターケースの中で
待ち合わせるような
約束をする
赤いビロードが
レッドカーペットより
愛しい時代が
やって来たんだ
秘密の扉と君の眼差しに
挟まれて鍵を投げる
丸いピックのように
自由詩
扉
Copyright
ミナト 螢
2018-10-22 19:54:09