回想
十一月の失敗作
誰にも染まりたくないと
思春期の残骸のような思考を張りつけたまま
自由と空虚の違いもわからないでいる
ただ過ぎる時間に沈んでいくだけの日々
ねぇ
そもそもわたしは誰で
どんな色をしてた?
ごめんね十四歳
儚いね十四歳
脆いね十数年
ため息に混ぜて吐き出した残骸
鼓動とともに響くのは
わたしにしか聞こえない悲しい声
自由詩
回想
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十一月の失敗作
2018-10-10 21:29:19
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