憧れ・続
ひだかたけし

遠くで鐘が鳴っている
ひんやり切ない秋の日に
何処までも高い青空に
追いかけても追いかけても
決して追いつけないあの場所で
(金木犀の花が軌道を舞い
秋の大気が生まれるところ)

遠くで鐘が鳴っている
憧れ涙に暮れながら
わたしはうっとり漂い出す


自由詩 憧れ・続 Copyright ひだかたけし 2018-10-03 13:09:43縦
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