ガン
ayu-m




気色の悪い風景を目前にしたときに回転体は急に速度をひるがえした

諸々の事情は飲み下す事はできたがあめ玉のように喉奥にのさばっていた

それのお陰で僕は死ぬのだと白いのに告げられて猛然と逃げはじめた

とりあえず自販機にすがりついてボタンを全部押してみたが幸運らしきものは無かった

看板にうつりこんだプロポーションと同じ格好なんだが誰も振り返らなかった

痩せこけてた方が格好いいと言われてしまったから僕は号泣した

そのうちに声だけになった


自由詩 ガン Copyright ayu-m 2005-03-24 09:14:17
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