橙色 ( 2016 .アメーバブログにて)
仁与

20161012

ー 橙色ー

薄暗い部屋の中で音楽のみを聴く

誰も居ないこの空間だけが
今日の時間を集約し馳せ佇む

誰かをおもう
誰かをおもって おもって 希えば
自分の中核にあることに気付く

誰かを思い描けると云う今日の起動が
一日の存在を教えてくれる

だから おもう
誰かを慕って 慕って 夕闇に負けない
ぐらい
オレンジ色に染めゆくとき
誰かをおもう

その誰かという人があなたと
ゆう人なのだ

〜 きれいな人〜

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201610.05

ー 事実 ー

寂しさに溺れて愛を知らない
欲に溺れて愛することを知らない
現実を知るのに恐れて夢を追う


単純に生きたい
そう上手くはいかない

複数に絡み合った導線はいくつもの
コブを作り
固く結ばれ容易に外せない

綺麗な言葉や優しい言葉が
棘を生み出すこともある

可愛いあの子がここにいない
醜い大人が蔓延る

太陽が眩しく
闇夜が恋しく
毒を吐く

それでも救われる日もある

寂しさに溺れて愛を知らない
欲に溺れて愛することを知らない
現実を認められずに夢を追い続ける




アメーバブログにて記載
時々前に書いたものを投稿させて
いただきます。


自由詩 橙色 ( 2016 .アメーバブログにて) Copyright 仁与 2018-08-29 03:02:02
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