明日の行方
ミナト 螢
目の前の眩しさに
光を抑えてしまう
臆病な指先で
影を作った
未来が希望だなんて
歩いた人にしか
解らないから
凸凹の道を
駆け抜けてゆく
明日が幸せだなんて
皆に伝えて
笑いたいから
割ったばかりの
卵に入る殻は
きっと誰かの
涙なんだろう
自由詩
明日の行方
Copyright
ミナト 螢
2018-08-27 14:35:54