人になった魚
浅見 豊
眩しすぎた歌をうたえずに
鳥は地面に落ちました
時に捕まえられた腕の中に
忘れられた机と色彩で
画家の言葉が揺れました
月夜の海には一枚の
はがきが流れておりました
それでも、人は今日一日よく働いたのです
自由詩
人になった魚
Copyright
浅見 豊
2005-03-24 01:13:23
縦