眩しくて
坂本瞳子
空が眩しすぎるから
なにもしないでいよう
項垂れて
汗を滴らせ
ただぼんやりとしていよう
気怠いというのは
こういうことを言うのだろう
やる気など欠片も持ち合わせず
ただ時間がすぎてゆく
決して幸福ではなく
寂しくもない
ただそこに自分はいるけれど
することがなにもない
というよりはなにもしたくない
だって
空が眩しすぎるから
自由詩
眩しくて
Copyright
坂本瞳子
2018-07-11 23:35:24