多分、これが真実
邦秋

翼に合わせて巣を造って
力に見合った高さで飛べ

光らぬ石を磨き続ける
それは至極不幸

「心が向かう方に行け」って
勝手な足で背中を押された勇気で
怪我をしたことはないかい

誰にも譲れない帯びた熱が
見えない冷たい棘を浴びて
心の風邪を引いたことはないかい

青く広がった夢が遠過ぎて届かないと知って
ブーツカットの裾を切るときに
宝箱に隠した情熱を
この現実を生きる力にして

選ぶ者が選ばれていると
気づけないまま

遠い昔からずっと自分を生み出す設計図は
描かれ継がれて今があるから
愛を感じない道は選ばず
開かれた扉からスタートして

自分らしさは大切らしいさ
「だから心が選んだ儘
正直に進め」と薦めたがるのは

行きたい先に鍵穴があって
持っている鍵と形があった
運命に恵まれた幸せな風


自由詩 多分、これが真実 Copyright 邦秋 2018-06-22 12:29:35
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