◇レキ

Q.
何故私があなたを大事にするって言うか知ってる?
それは、私があなたを大事にしない事はあなたが私を大事にしない事への過大な可能性を持つからなの
だから私はあなたで遊ぶの可能な限り
でもそれはあなたを大事にしないことなの

私はあなたにずーっと大事にされたいの
私、本当はただ、それだけなの。本当に、それだけなの
私はあなたを大事にしたいって言うけれど
私、本当にあなたを大事にしたいって思ったこと、たったの一度も無いのよ?
そんな思いなんて今にも風に飛ばされそうな電柱に張り付いた広告、快感への言い訳みたいなものよぉ?

あなたが無知である限り、私はあなたを大事にしないの
だって馬鹿にするの、とっても楽しいじゃない
本当は、だから可能な限り馬鹿であると、知らないでいると、私嬉しいの
私がどれだけあなたを馬鹿にして、コケにして、みんなでゲラゲラ笑い合っていたか、知らないでしょう、
どれだけあなたの利益貪り漁ったか、知らないでしょう?



それでね、あなたが無視したり、怒ったりし始めるとそれは、
あなたが私を大事にしない方に顔を背けることでしょう?

だから私、そんな時だけ言うの。あなたの方向いて。甘い甘い、それは優しい声で。

「私は、『本当は』あなたが大事なのよ」って。



愛は死でしょう?
死から逃れる言い訳で、私は愛をばら撒いて、生き続けようも試みるのよ。

それからね、私殺意を待ってるの。
あなたのその、私が産ませた理不尽さへの殺意ってとっても美味しいのよ?
ほら、おいで?

A.
1「ざんねーん!鈍器で後頭部どーん!」
2「お前なんて、お前なんて、…うぇーん!…あんっあん…」
3「にゃあ…」
4「電源、プチッとな…はぁ、やっと消えた。綺麗な青空だなぁ…」
5 その他



あれ、答え出ないの?
というかそもそもあなたに何の力があったんだっけ…。何もないのね。
ふふ、でも、今振り向いたよね?こっちを振り向いてくれたわね
よかったぁ。じゃあ、あなたのその、足りないぶん、あなたを餌にして、食える人全員食べてくるね
じゃあね❤️
あら、お父さん、あら、弟さん、あらご近所さん、あら、あら、…






(フムフムなるほど。これが本当の愛ってやつか…)


自由詩Copyright ◇レキ 2018-06-19 18:53:52
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