この世界の歌
水宮うみ

指先の音階、生活の音色。
季節が肌を撫でる。
人の音や風の音が混ざり合って、
青空がピアノを弾いているみたいだ。
ひかりが水面に反射し虹をつくる。
身体のなかで海が呼吸する。
カレーの匂いがする町で、僕らは愛に包まれている。

この世界について書きたいことがたくさんある。
だけど、書くためにはたくさん経験がいるから、
まずはギターを練習しようと思う。

もっとこの世界を知るために。
もっとこの世界を楽しむために。


自由詩 この世界の歌 Copyright 水宮うみ 2018-04-12 19:31:36
notebook Home