うらうら
唐草フウ



いちごみるくのいちごとみるくをぱっくり分離した色の
花は散っていったけど
四月のバリアに張り付いて流れていったけど
またね

ありがちなころがる嘘につまずきたくて、
だけどおとなの誡めや諦めが雪崩れてくるから
例えば卵の中に
わたしが入ったら あなたと二人で入ったら
おかしいな 何て書いたかわからなくなった
東風に消えた寝息


想像が春に侵されて
深さのない池の水面を泳いでいるよう
泳ぐよりも浮かぶ あっ
今年の葉っぱが映って
後ろ髪が緑に沁みこんだ













自由詩 うらうら Copyright 唐草フウ 2018-04-11 03:53:37
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