四月の魚服
腰国改修
水面を裏側から啄み
莫々と
言葉にならない赤紅の曖昧
室内に満たされた
春の掻痒
一段とまた独り
歓びと狂いたければ
水槽に侵入する他はない
自由詩
四月の魚服
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腰国改修
2018-03-30 07:47:31