息をつく
坂本瞳子
息が詰まるほどに
追い立てられて
こなしても
こなしても
次から次へと
矢継ぎ早に
いきつくしまもなく
立て続けに
押し寄せられる要求に
天を仰ぎ見るのは
逃げ道を探している
ただそれだけのことだ
そして
それでいい
自由詩
息をつく
Copyright
坂本瞳子
2018-03-24 00:20:08