満州の飯と0311
暁い夕日

昔、死んだジィちゃんがよく言ってた
満州の飯は美味かったと

関東軍の青写真
お国の為にと開国し続けた
進軍を進める日本
退避を続ける蒋介石

日本は強いと豪語した

進軍するその先に、太平洋戦争という
負け試合がある事も知らずに

僕の中に、満州を夢見た先祖達の血が流れている

死んでいった戦士へ敬礼!
死んでいった満州の地の中国人へ脱帽!

平和な世で育った僕は、ジィちゃんに「ふぅん」と頷くことしか出来なかった

歴史が教えるのは忘れない大切さだよ

その時一機の戦闘機が僕の頭をかすめる

70年経ったら、誰かが震災を忘れるなと
詩を詩う


自由詩 満州の飯と0311 Copyright 暁い夕日 2018-03-11 23:37:15
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