祭壇
はるな


祭壇のそばで 昏い
煙草を吸う
いまはみえているけれど
そのうちに見えなくなる色の境目を
わたしはどう処理するのだっけ
甘い輪郭を 日々の、
ひと匙ほどの希望で生きていくのを
それを絶望と言うんじゃないの?



自由詩 祭壇 Copyright はるな 2018-02-16 06:53:13
notebook Home 戻る