光の回路
ガト
止まない雨のせいで
人の心が落ちてく
深い水底に
ひとり
またひとり
ゆっくり沈んでいく
かかる電話は悲しい知らせ
孤独と孤独を結ぶ線のはずなのに
聞けばもっと孤独になる
誰かピクニックの話をしてよ
晴れたら
森へ出かけるんだって
太陽の話をしてよ
忘れられても
ずっと誰かを待ち続ける人の目に
いつか光が溢れるように
自由詩
光の回路
Copyright
ガト
2017-10-19 04:48:52