消えずに流れていけよ
颯太@

エアコンの音が 今日は聞こえていた
心の声が そこらに響いてた
笑える話は 1つも聞こえずに
愛されたいとか 死んでしまいたいとか

この際全てを 感じられなくなるくらい
頭が狂えば...最低なことだって

窓の外は青すぎる空 たまに現れる白い雲
何処まで流れていくの 誰かの想いも乗せてるんだろ
何処までも流れていけよ 消えずに流れていけよ
ふと そんなこと思っていた 理由は知らないよ

リモコンの脇の ぬるいアイスコーヒー
約束の果てで 吸ったハイライト
輪っかが浮かんでく いつもの八畳の空
手を伸ばすけれど 未来は掴めずに

山あり谷あり やっと此処まで来たのに
痛みと寂しみの顔を撫でるだけ

愚痴や弱音が先回りして 置いてけぼりを喰らう心が
こっそりと落とす涙よ 流れる先で何を見てるの
これ以上でも以下でもない その思いが照らしてくれた
けれど現実は無情さ 神様は意地悪さ

窓の外は夕焼けの空 茜に染まる街の中に
冷えた身体を揶揄う風 子供達の無駄に高い声
5時のチャイムと流れてくよ 誰も知らない僕はそっと
胸の中にいる少年と 今宵も探す星を

窓の外は青すぎる空 たまに現れる白い雲
何処まで流れていくの 誰かの想いも乗せてるんだろ
何処までも流れていけよ 消えずに流れていけよ
今日も そんなこと思っていた 理由は知らないよ





自由詩 消えずに流れていけよ Copyright 颯太@ 2017-10-14 14:19:21
notebook Home