あふれる
草野春心



  忘れた後、
  しずかに思いだした


  ひかりのように笑って
  銀色の並木道を駆けていく
  なめらかで黒い髪の毛
  もう 振りむかず、


  ひとふさの歌になったよ
  なぜか思いだした 心から
  そっとあふれそうな 秋の日




自由詩 あふれる Copyright 草野春心 2017-10-08 12:39:31
notebook Home 戻る  過去 未来
この文書は以下の文書グループに登録されています。
春心恋歌