想う
卯月とわ子

わたしはあなたを想っている
いついつまでも
先の見えない暗闇の中でも
あなたを想えば光など欲しくない

あなたの影は緑に縁どられ
美しい横顔は
歪むその時でさえもわたしを捕らえた
夜道を一人歩く淋しさも
朝日を迎える虚しさも
あなたが隣に居ないからだと
解らない程子供ではないけれど

わたしがあなたを想っている事実は
何があろうと変わらない
太く強く繋がれた絆を
わたしが疑う日など無かった
これからもそう
あなたの翼が色褪せてしまったとしても
わたしはあなたを想っている


自由詩 想う Copyright 卯月とわ子 2017-10-01 18:14:00
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