200歳の少女
朝焼彩茜色



曼珠沙華っていう東西南北に開けた世界を
今年は真っ直ぐに見つめていた春夏秋冬の
第三惑星に彼岸の舞台から地面に刺さって
来る

200歳の少女にしか見えないだとか
マングローブのように歩ける植物だとか
散々題材にされて 神秘を履き違えた仕草
私の想像力が灰色の雲に覆われていただけかも
しれない

温暖化の克服の仕方 四方八方に示して裂いて咲いている
純粋の口の聴けない 金風に映える200歳の熟した脳の
華奢な少女

来年は彼女と口が聴けたなら
と思う


自由詩 200歳の少女 Copyright 朝焼彩茜色 2017-09-23 22:57:43
notebook Home