きらくな旅
星丘涙

シンプルな夜明けだ
明白な空の色
みつめる視線

とりあえず旅に出よう
あまり太りたくない脳細胞。

わかりやすい風景の片隅
細身のわたし
きれのいい動き

飛ぼう 宙に。

くりかえす生と死
蘇る細胞

港まで乗せていってくれ
ついでだろう

もう悩むことはない
こたえはわたしの中にある

掘りおこせ金塊を。


自由詩 きらくな旅 Copyright 星丘涙 2017-09-08 06:28:55
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