ロックンロール(改訂)
ひだかたけし

隙間だらけのノイズに
剥き出されていく
骨も皮も肉も内蔵も
全て剥き出され
神経だけになる
鏡の神経だ
隙間だらけのノイズに
内も外も映し出し
シェイクさせる
鏡の神経だ

魂の命じるがままに

重なり滲み浸透し合い
(あらゆる血と血混じり合い)
内は外となり
外は内となり
飛び跳ね躍る
揺れ踊る
矮小な内面性は振り落とされ
荒々しいシャウトにスウイングする
隙間だらけのノイズに
肉体即魂の宴が続いていく

知覚だけひたすら鋭敏になり



自由詩 ロックンロール(改訂) Copyright ひだかたけし 2017-09-03 17:28:26縦
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