渇望
みっちー

朝が苦しくて
どんよりとしてしまう
顔がひきつって
内臓がきしむ
言の葉さがしとどまることをしらず
いらいら むかむか
生き地獄の季節
油注がれた者の救いをただ待つ
一刻もはやく
時計が逆回りになったらいいのに
トランクひとつで東京という名の
9マイルほど離れた街へ行きたい
地獄の季節から脱却するために
涙がわけもなく頬をつたう
泪は落ちる間もなくダイヤモンドになった
今日も生きなければならない
と言う命令形がダーツのごとく
心臓につきささる


自由詩 渇望 Copyright みっちー 2017-08-25 21:49:59
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