マグダディ・エスクワイア
pochitto
黄昏色の昨日をグラスに注いで
僕たちは下手くそな乾杯をする
マグダディ・エスクワイア
あの日水平線へ消えていった夕日
今はきらきらと
君の瞳に浮かんでいる
用意していた台詞は呑み込んで
颯爽と飛び乗ろう
二人乗りの自転車に
二人きりのポテンシャル
メーターよ振り切れろ振り切れろ
ドン。
という音と共に崩れ落ちるマグダラ
焼き尽くしたはずの禁書
運命をかいくぐって
ィイーーーーーーーーーーーーーーーーィィ
パチン、と音がして
僕たちの世界は弾けたから
祈るように目を閉じて
出口のない迷路の夢を見る
マグダディ・エスクワイア
始めから終わり
その繰り返し
僕たちの運命を預言した
長い長い塩基配列たち