音楽
ひだかたけし
響きの粒子揺れている
暗がりから明るみへ
ゆらゆら粒子の揺れに揺れ
生きる糧としての音楽は
わたしの孤立を心の穴を
響く旋律振動で充たし
新たな力を注ぎ込む
そうしてわたしは立ち上がる
独りかけがえのない魂の
私が地に足を付け天を仰ぎ
大きく両手を広げ息を吸い
覚醒した自らの意識に
世界の始原を映すのだ
始原の世界を生きるのだ
(大洋に雨は絶えず降り注ぎ)
きらきら粒子の揺れに揺れ
暗やみは澄んで透明に
響きの音塊震え躍る
自由詩
音楽
Copyright
ひだかたけし
2017-08-10 13:35:23
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