夏の窓
田中修子
しかめっつらしてないでさ
むりやりにもわらないでさ
ぽかんと空をみようよ
窓がよごれていて
みがきたくなるかも
ふしぎだね
むかしもいまもこのさきも
どこかではかならず
ひととひと、ころしあってるんだ
こんなに洗濯物がはためく空なのに
ほっといた窓のよごれにふっと
気づいて 指をふれる
なにできれいにみがこうか
自由詩
夏の窓
Copyright
田中修子
2017-08-10 00:42:10
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