陽炎
朧月

手の無い子どもの手をつなぎ
足の無い子どもと歩きます

目の無い子どもと夢をみて
耳の無い子どもに話します

なにかがあって
なにかがなくて
そしてまた少し
少しと失いながら

不可能という文字を
知らないままの子どもと歩く


自由詩 陽炎 Copyright 朧月 2017-07-31 18:37:45
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