錆びた星座の向こう
倉科 然

神様が天の川の向こうから見ている

私の錆びた核を見ている

錆びが広がり崩れ落ちる私

天秤座の反転した夜空

その中の一粒を飲み干して

天の川向こうから見ている

星が一つ欠けて

私の何かも一つ欠けて。


自由詩 錆びた星座の向こう Copyright 倉科 然 2017-07-25 22:28:19
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