ご飯と卵とわたし
石田とわ




     朝起きて顔を洗うとすぐに
     台所へと向かう
     目覚めのいい朝も、悪い朝も
     遅刻しそうなほどぎりぎりでも
     必ず台所へ向かう
     夕べの残りのご飯がわずかに
     炊飯器に残っていて
     茶碗に軽く一杯よそい
     卵を割り入れ醤油を垂らす
     わたしの一日が始まる瞬間
     ご飯と卵で始まるすべて
       
       
       


自由詩 ご飯と卵とわたし Copyright 石田とわ 2017-07-22 01:37:47
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