アルシヴィオランス
斎藤秀雄
神 と神
の闘い の現場
に、いつも鏡 があったように、
僕 が目覚める
場所 には、いつも
喪 があった、
なぜなら喪 が必ず頓挫
するような 装置
を仕掛け ていた
からにほか ならない。
そんざい、っ て言ったっ
て、 そんな
のことば だけ
のこと なのだ
から たいしたことで
はない のだ、っ
ていう こと
は、君 も
知っ ていた。
鏡 は見
ているよう で見
てい ない、
鏡 の裏面
に目 がある
んだ。 だから鏡
はこっち を見
ている みたい
にみえ て、向こう
を見 ている。
悼むこと をやめ、とも
にあら ね
ばなら ない。
(喪の挫折リミックス集)