明けの光
ひだかたけし

光に
射抜かれた
 夢と現の間で
光が
私を射抜いた
 夜が明け始めて


  ヅ
    ク
      ト

私は光そのものとなり
白く発光する薄いプレートとなり
浮かんでいる、宙空に
くっきり微動だにせず浮かんでいる
(ぼんやり観ているわたしはベットで)
 
ソ 
  ノ
    ト
      キ
        ス
          デ
            ニ

歓喜に
私は包まれて
 この上なく強烈な
歓喜が
私を包み込んで
 この上なく鮮明な

ああ 何ということ、 
一瞬に開示された永久の光!


 


自由詩 明けの光 Copyright ひだかたけし 2017-07-08 15:18:51
notebook Home