ミラー
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信号待ちの交差点で隣に並んだ車を覗き込んだ
ドラマで見たような奇跡を望んでしまっている
ぼうっとした刹那にけたたましいクラクション
少しの間立ち止まることさえ許されないようだ
サイドミラーに映る景色は風のように流れてく
見落としてしまった景色は1つや2つじゃない
振り返ってみてもあの頃に戻ることはできない
分かっていても自分で自分に嘘を吐いてしまう
向かい合っていたはずだった僕達はいつの間に
相手の姿に自分の姿を重ねてしまっていたんだ
だから少しの違いなのに気になって仕方なくて
必要以上に相手に求めすぎてしまったんだろう
コップを落とした破片を拾おうとして血を流す
自分の不注意を棚に上げ怒りをぶつけてしまう
大切にしていた日々と手放してしまった幸せと
記憶の底に残されたものは色褪せることもなく
誰もいない部屋のドアを開けてただいまと呟く
鏡に映る自分の姿は見違えるほど疲れた様子で
冷静になれれば埋めあえたものもきっとあった
最後に壊してしまったのは自分の手だったんだ
向かい合っていたはずだった僕達はいつの間に
相手のことが正反対に見えてしまっていたんだ
今更になって素直な気持ちを届けられたらって
ディスプレイを眺めてみても伝える手段はない
たった一つずれただけで変わってしまったミライ
向かい合っていたはずだった僕達はいつの間に
相手の姿に自分の姿を重ねてしまっていたんだ
だから少しの違いなのに気になって仕方なくて
必要以上に相手に求めすぎてしまったんだろう
向かい合っていたはずだった僕達はいつの間に
相手のことが正反対に見えてしまっていたんだ
今更になって素直な気持ちを届けられたらって
ディスプレイを眺めてみても伝える手段はない
向かい合っていたはずだった僕達はいつの間に
相手のことばかりを見て自分自身を省みもせず
笑って許すことができたら相手も応えてくれた
やっと答え見付けたのに何も変えられないんだ
向かい合っていたはずだった僕達はいつの間に