雨の歌
永山硝

灰白の空から透明な滴が零れ落ち

無地の黒布に覆われた私の傘をコツコツと叩く

水無月の花は潤いを得て生命の重みを増す

今年もまた豊かな音の季節が来るのだ


自由詩 雨の歌 Copyright 永山硝 2017-06-22 18:54:59
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