月と野望の行方
星丘涙
月は
まるいしろい夢
寝ても覚めても転がって
ビルの谷間に落ちてゆく
真夜中過ぎの道の果て
欲望の歯車からまって
道に迷って泣いていた
こわれたブレーキ
果てない野望
いつもの月が嗤ってる
病んだこころ抱えて
家路をいそぐ
月は
まるいしろい夢
寝ても覚めても転がって
ビルの谷間に落ちてゆく
こころ
どこまでも堕ちてゆく
自由詩
月と野望の行方
Copyright
星丘涙
2017-06-13 20:46:49
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