べたべた愚痴口イライラするな
藤鈴呼
ぐちぐちの口は 掻い摘んでしまえ
痒い処に手が届くアンテナごと
ぶった斬ってしまえば
幾ら足が長くとも 跨げぬのがマンホール
腿を組んで手首を回して目が回る
組み敷かれた下敷きに映るワタクシの
若いフォトグラフ
まるで別人のよう
ワタクシではないのですから
素知らぬフリをしてみましょうか
何時までも続く
何度も奏でる
もう弦を断ち切ってしまおうかと思って
木の枠だけを残した
新しい旋律が ドレだけ湧き上がろうとも
美空の下で吹く口笛に 叶う筈もない
鍵盤のモノクロを
無理にカラフルにする仕草
勿体無いけれど検眼が必要でしょう
黄色い粉が頭上から降り注いで来る
一挙に苛々の波が押し寄せるけど大丈夫
昔 この杉っ葉で お相撲さん遊びをしたっけ
V時部分の首根っこを捕まえて
お互いに弾いたでしょう?
何も仲良くなんかないのに
飲み会でベタベタするな
お前に気を許した覚えはないと絵空事
額縁の内側で曇った声を漏らせば
明日は晴天になると信じてる
終らぬ歌など無かったろう?
100時間ライブは不可能なんだ
聴く方だったって きっと 厄介なんだぜ
そう呟きながら 話は続く
新しい春が来ても きっと 永遠に
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