休息
坂本瞳子
週末
昼下がり
喫茶店
行き交う喧騒は
文章を精錬するには
ちょうどいいくらいで
束の間
孤独を忘れ
勘違いをして
夜の闇
仄かに放たれる
月明かりを
忘れそうになり
懐かしく感じると共に
有難さを覚える
今宵もまたきっと
吠えだす心を
今はこうして
抑えていよう
自由詩
休息
Copyright
坂本瞳子
2017-06-03 13:28:20