Police
梅昆布茶

コトコトと煮物を煮る
人生にはそんな要素が必要な気もする

アンテナを高く張ってトレンディなことも必要なのかもしれない
誰もいっぺんには多くのことはできないから

天才でもないので特に高みを目指そうなんておもわないが
空疎なリア充なんて要らないともおもっている

からっぽに生きて骨になって死ぬこと
僕の骨を犬が咥えてどこか遠くの犬の聖地にでも
棄ててくれれば幸いだが

僕たちは自分の速度で人生をあるく
誰も間に合わないかもしれないスタイルで
だからね君が気にいってるんだが

気にいった物を捨て去る程に人生は寛大でもないから
だったらいつまでも死ぬまでも抱えてゆくさ

ゆきつけの居酒屋
初恋の幻影

こんな物を抱えながらも

あえて生きる価値をこっそり捜している
鴨の長明先輩ごめんなさいでもありがとう

僕はこれからも
僕のなかのちいさな事件を取り締まる

素敵な交番のお巡りさんでいたいと思うのです













自由詩 Police Copyright 梅昆布茶 2017-05-24 12:41:31
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